育児の学び部屋

育児にまつわるアレコレについて、学んだこと、気づきの記録を綴るブログです

登園しぶりに思うこと

ここ最近、1か月ほど…登園しぶりが始まり。

朝スムーズに登園できない毎日。

 

先生といろいろ対話するなかで

日中、園では特に問題なく気持ちを切り替えて

過ごしている様子。

そこは、ありがたく少し安心しつつ…。

 

きっとたくさん本人なりに

我慢したり、集団のなかでの気持ちの揺れや

5歳ならではの葛藤がきっとあると思うので、

 

・家での時間の過ごし方

 

で、我が家にも足りないところがないか、

総点検しながら、さまざまな書籍や情報を集めたり

経験談を聞いたりしつつ、

いろいろ試しながら、本人の様子を見守る。

 

睡眠時間を多く取るようにスケジュールしたり、

朝や夜にゆっくり丁寧に向き合って

遊ぶ時間をつくるようにしたり。

好きなご飯で献立を作ったり。

 

いろいろやってみるなかで、

劇的な変化はなく、

いっそお休みさせてみようかなと

少しお休みさせてみたりもしつつ。

 

ここ最近、よくよく観察していると

さまざまな場面において、

強い感情を伴う場面で気持ちの切り替えに

特に難しさを感じていることが伝わる。

 

やりたいこと、思い描くイメージと

自身の動き(身体だけではなく気持ち等の内面も)が

まだまだスムーズにつなげて理解したり

見通すことができないながらも

年長を前に周りから求められる「理想像」も

本人なりに、昔よりずいぶんと思い描けるようになって。

 

スイッチ、切り替えのときの本人の混乱や

モヤモヤの対処を、うまくサポートして

あげられたいいのかな。

 

なかなか、変わらない朝の様子に

すこーし心が折れそうな気持になることも

親としてありながら(器がちいさい…)、

のんびり気構えようと思っていた矢先。

 

昨日から試してみたのが

小さなお手紙カードをお別れのときに

持たせること。

 

本人のリクエストのイラストを

簡単にそえて登園時、

お別れのときに渡してみた。

 

お別れしたら読んでね、

と伝えてみると

笑顔を見ながらお別れすることができた。

 

(!!!!)←驚きと喜びの心の声(笑)

 

久しぶりのニコニコ顔での登園。

とても嬉しく思う。

 

ちょっとしたお守りのように、

前向きに気持ちの切り替える

後押しになっている様子。

 

お手紙作戦がいつまで後押しになるのか

これから作戦なしでも

登園できるようになるのか分からないけれど…

 

「切り替え時の前向きスイッチ」

を子供の様子を観察して

サポートしていける方法、バリエーションを

もっと考えていけたらなぁと思う今夜です。

 

少しでも、楽しく

本人なりに充実した園生活が

送れますように…。

 

 

何をどう食べるかで子供の心・脳・性格は変わる

子供の発達について

様々に思い悩むなか、

育児について自身が見直す点はないのか

家庭で出来得る我が子への最善を模索して

隙間時間で勉強を重ねる日々。

 

食生活からの子供の発達への

アプローチについても

改めて出来得ることはないか手探り中のなか

小児科医である伊藤明子先生の著書を読む。

 

子供の食事内容のパターンについて

取り入れられることから

具体的に変えてみようと実践中の我が家。

 

子供を産むずっと前、独身時代の頃から、

食べ物と心身・精神との関係について興味があり、

様々な情報を調べたりしていたけれど、

それも、ずいぶん昔のこと…。

 

伊藤先生ご自身の病院でのご経験はもちろん

海外の医学分野の研究や論文等

医学的根拠に基づいた新しい情報が

読みやすく整理されていて、とてもありがたい。

 

「子どものカラダ、心、脳、性格は

食べたもので決まる。これは本当です。」

 

の明言に深く頷きつつ、

早速できることからパターンを変えて

生活に取り入れている。

 

整理のために、実践中メモを。

 

【朝食パターン】

◆毎朝卵を1個

→朝食にたんぱく質をしっかりとると

“1日を穏やかに過ごせるようになる”という

研究があるとのこと。

 

糖化がもっとも少ないゆで卵を推奨していたが、

我が家では目玉焼きで実践中!

 

◆鮭、サーモン焼き

ビタミンD不足で、感染所の発症リスクは3倍以上。

脳機能にも直接作用する。

複数の研究で自閉症発達障害、鬱症状への関与も

指摘されている大事な栄養素とのこと。

 

鮭、サーモン、いわしはビタミンDが豊富。

我が家では取り入れやすい

鮭・サーモンで実践中。

→1日置きに朝食メニューに入れる。

 

◆豆腐とキノコと野菜入りのお味噌汁

我が家ではカツオ節と昆布でとった出汁で

お味噌汁を作るのがベース。

出汁の味に触れることで味覚の発達=脳と直結、

脳神経の発達、脳機能が高まるとのこと。

 

さらにかつお節は、ふりかけとしてご飯かけたり、

お野菜にトッピングしたりして

ちょこちょこ取り入れ増加中。

 

◆毎食たんぱく質を2種類

上記のお味噌汁に入れた豆腐や納豆を

卵や鮭などの動物性たんぱく質と組合せ。

→豆腐や納豆などの植物性たんぱく質だけでは

1食分に必要量に足りないとのこと。

“2種類を意識して”献立。

 

◆くだもの

→甘すぎない果物を朝摂ると、

1日のエネルギー源としてしっかり活用できる。

すっぱめの果物を推奨されており、

バナナ、キウイ、高酸化力が高いブルーベリー等。

 

◆雑穀ごはん

白米と一緒にたく用の十五穀米を常備して使用。

食物繊維豊富で、先生の著書では玄米よりも

雑穀を推奨されていた。

→免疫力アップ、便秘対策に

 

 

実際のメニューで

ある程度の幅をもってパターン化して

整理していけたらと思いつつ。

 

ひとまず、朝食用のメモで

今夜は制限時間…。

明日のために、早めに寝ることにしよう。

 

 

人との関係を豊かに持てるように育てる

“子育てについて悩むときには、

豊かな人間関係を持って生きられているか?

を最大のテーマとして考えていただきたい。”

 

佐々木正美先生の著書には、そう記されている。

 

先生が紹介しているハリー・サリヴァンという

精神科医社会心理学者が生涯言い続けたというのが

 

“人は自分の意味や価値を

人間関係の中に実感することができる”

 

というもの。

 

 

改めて人間関係について

自身の視点の整理と透過をする機会となった。

 

 

続くのは、精神分析家のエリック・H・エリクソン

豊富な臨床経験から導いた名言、

 

“豊かな人間関係とは、

与えているものと、与えられているものとが

等しい価値を持っている関係である”

 

豊か、という言葉を私は好んで

よく使っていたのだけれど…

 

人間関係における豊かさについて

明晰な説明に、思わず頷く。

 

自分が人間関係を築くときの凹凸や、

癖のようなものを痛感したり

反省したりしつつ。

 

「お互いの等しい価値を、

お互いが実感し合えている。」

この双方を行き来する太い感触は

自分の人間関係において

豊かさの実感として確かにある。

 

と同時に、

なかなか得難い輪郭だとも感じる。

 

人間の本質そのものは、人間関係。

 

日本人は、豊かな人間関係をもつのが

とても下手になった。

と記されていて、自分も含めて

否定できないことでもある。

 

個人主義が声高に叫ばれるようになって、

本質的に大事な視点ではあるけれど

そのことばかりが前面に立ちすぎると

利己的・自己中心的なバランスになってしまう。

 

それは、双方ではなく、

一方的な関係にしか昇華し得ないわけで。

 

意識していないと、

社会的な扇動とまではいわないけれども

バランスを欠きやすい時代だとも感じる。

 

 

人間の本質そのものは、人間関係。

 

子育ての視点に戻すと、

子供が、どういう人たちと

どのような関係を持って育つか。

 

それが自己肯定感を育む方向にあること。

それが大事なわけで。

 

昨今、よく耳にする「自己肯定感」。

 

佐々木先生の著書には、

“自分が評価された人に、評価される”

これがいちばん強い自己肯定感を人間に与える、

と書かれてある。ほんとうにそうだと思う。

 

小さいうちは、

「本人が遊びたい友達と遊ぶのがいちばんよい」

小学校までは、友達関係は質より量。

ふたりきり、などよりも多ければ多いほどいいとのこと。

多様な友達がいる、という観点が大事なのだそう。

 

自身の凹凸や癖を持ち込むことで

子どもの豊かさを損なうことが

出来る限りなくなるようにしたいと思う。

 

来年から小学校にあがる子供を前に

今夜もメモとして留め置く。

 

 

 

 

 

母性と父性は順序が肝。

子育てについて、

日々悩んだり考える毎日。

 

仕事に育児に、時間の捻出がなかなか難しいけれど

日々成長していく子供を見ると

手探りの自身の育児に、悩みは尽きず。

 

専門的な視点のを求めて

佐々木正美先生の著書を読み漁る。

 

母性という言葉自体は、

なじみもあり、なんとなく自身でも

把握しているつもりでありながら。

 

母性と父性は順序が大事ということ。

この「順序の重要性」が胸に留まる。

 

母性的なものと父性的なものが

バランスよく、という在り方ではなく、

その順序が肝であること。

 

“そのままでいいよ”

という安らぎのもと、心のよりどころ。

受容、許容、承認する力である母性。

 

包み込まれている、

見守られているという安心・安定感。

この母性を必要なだけ与えること。

 

その母性のあとに、父性。

その順序が条件となり

徐々に、並行する形で

父性性が健全に機能していく。

 

この母性性の土台が揺らいでいる場合、

父性性は正しく機能しない。

 

社会性の発達や人格の成長に、

決定的に影響していくために必要な

母性と父性の順序。

 

5歳の子供を見つめながら、

その母性的なものへの十分な対応が

自分にできているのかどうか、

ふと立ち止まって問い直す。

 

反抗期ともいえるようなやり取りや、

聞き分けのなさ、落ち着きのなさ。

最近始まった登園しぶりの様子。

 

土台となる母性性が

十分に、足りていないのではないだろうか?

 

想像の上をいく

日々の育児の小さい壁の連続に、

これまでの育て方を見つめ直しながら

胸に留め置く。

 

子育てに限らず。

仕事におけるさまざまな問題や

自分自身の傾向も含めて。

 

この母性性というものへの

本質的な回帰欲のようなものを

垣間見てきたし(現在進行形でもあるが)

点と点がつながる感覚を覚える。

 

母性と父性の順序が

健全の構築に大事であること。

 

を思いながら、

自分の母性を改めて見つめてながら

反省したり、自身を励ます今夜でした。

 

 

 

4歳の子どもへの𠮟り方

日々に揉まれていると、

育児の時々の場面で

自己流における自分の悪い癖のようなものや

これでよかったのかな?というような

悶々とした後味に悩むことも多い。

 

自分の体調が優れていないときや、

特に育児の困った場面の小さな有事では、

悶々としたまま時間が流れてしまう。

 

風邪でお休みさせていた息子が、

今朝久しぶりに登園した。

仕事を休んで育児に缶詰になって過ごした時間で、

改めて自分の器の形や許容量や個性も際立って反省したり、

これでよかったのだと納得してみたり、

行ったり来たりする時間であった。

 

復調し、元気いっぱいに久しぶりの登園。

これでもか、これでもか、と

4歳になる息子はパンパンにみなぎる生命力で

登園というわずかな時間にも(徒歩で登園)

様々なことを投げかけてくる。

 

彼の心にある登園したくない気持ち、

(家の方が楽しいと感じる気持ち)

母親と離れることをつまらなく思う気持ち、

園に行って友達と楽しく遊びたいような気持ち、

きっと彼の中にある複雑な気持ちが

様々な寄り道(感情的にも体の動き的にも)になって

現れる徒歩の時間。

 

感情的な促しや、

育むことへの正しい導きについて、

今日も、思い巡らす。

 

叱り方について、

久しぶりに振り返っておこうと思う。

 

心療内科医の明橋大二氏の書籍より参照『』

*子どもを注意するときに大切なこと*

①子どもを止めて、目を見て、短い言葉で

何を叱っているのかが伝わることが大事なので

子どもと同じ高さになって目を合わせ、じっと見つめる

そして平静に短い言葉で注意することが大切。

※感情的にわ~っと叱っても、子どもには伝わらない。

怖い思いだけが残ってしまうことも多い。

 

②本人の人格ではなく、行為を叱る

人格を叱ると存在自体を否定することになる。

「なんて乱暴な子」「本当にだらしない子ね」

などは人格の否定になる。

「〇〇するのはよくないね」と行為そのものを叱ること。

 

③いけない理由をきちんと伝える

ルールは、そもそもが相手への思いやりのためにあるもの。

「こんなことをしちゃダメ!」と叱るより、

「相手がこのように困るから、これはしてはいけない」

と伝える努力が大事。

 

④「ダメ」と言うより「してほしいこと」を伝える

4~5歳は、人から言われたことより

自分で考えて出した答えのほうが身に付きやすい。

 

「~してはダメ」→「~してね」の表現へ

・走っちゃダメ!→ストップ!歩こうね

・立ったらダメ!→座ろうね

・散らかしちゃダメ!→一緒に片付けよう!

・うるさくしたらダメだよ!→ボリューム2で話してね

・そんなことしゃダメでしょ!→「貸して」って声をかけようね

 

⑤「あなたは●●だ」ではなく「私は●●だ」の方が響く

相手のよい行いに対して

「私はうれしい/助かった/安心した/ありがとう」という言葉をかける。

 

よくない行いに対しては、

「私は悲しい/困った/心配だ/残念だ」という言葉をかける

 

×「あなたは〇〇だ」と決めつける

「なんてワガママな子なの!」

「本当に自分勝手なんだから!」

 

わたし」を主体にした言葉がけ

「一口も食べてくれないなんで、お母さん悲しいな

「いなくなっちゃって、お母さん本当に心配だったよ

 

⑥叱る&注意するとき、必ず相手を認める言葉も添える

叱るときは、それだけに終わらないこと。

「気持ちはわかるよ」「確かにそうだね」などといった

相手を認める言葉も添えること。

気持ちはわかるけど、行動はよくないと注意する意味合い。

気持ちを共感してもらえると、注意も受け入れやすくなる。

 

 

 

日々に揉まれて、

理想通りはなかなかいかんのだよ…。

と突っ込む瞬間もありつつ。

 

改めて、

叱り方について思い巡らして

日常に向き合う襟を正してみるのです。

 

 

感情の発達を支える。促す。

一般的にマイナスといわれる感情、

悲しみや怒りなどに直面したとき。

 

4歳になる私の子どもは、

切り替えがまだまだ難しく。

癇癪のような形で表出することが

多々見受けられる。

 

生活の中において

街中や、人前や、限られた時間の中で

切り替えが難しくなると、

大きな声で叫び、全身で抵抗したり

表現しようとする。

 

感情の発達に伴って、

昨今の教育観点でよく耳にするようになった

「非認知能力」の大切さ。

 

感情と分野を扱う力、について。

 

この能力って、

子だけではなく、私自身に対しても

「できているのかな?」

と問いかけてみると、

なかなかに難しいことであり。

 

もちろん私は大人なので。

子のように、

癇癪のような形で表出はしなくとも。

 

なかったことにしたり、

生まれ育った癖のようなパターンで

本来もっと建設的な解決が

できるのかもしれない「力の芽」を

自分に対して、削いできたのかもしれない、

などとも、考えてみたりした。

 

意識的に見渡してみながら、

私自身も、育児を通して、

共に学ばせてもらっている感覚が強い。

 

個々のエネルギーレベルや先天的な要素も含んだうえで

建設的に感情を扱えるようになることを

目指していきたいなあと思う。

 

日々の瞬間の突発的な場面で

それは、なかなかの難しさだと

とっても痛感するのだけれど。

 

我が家的には、子供の特色としても

イムリーな課題としても

感情発達を、どう促していくのかが

最近の大きなトピックになっている。

 

もがきながら、なかなか

筋書通りにはいかないことも多いけれど

改めて、心に留めるためにメモ。

 

▼ゴットマン(1997)等による提唱より抜粋

◆◆◆

①子どもの感情へのサポーティブな応答

感情へのラベリング

ネガティブ感情も受け止め、慰め、励ます

 

②以下の行動は子供にとって負の影響をもたらす

→子の感情へのネガティブな反応

苦痛を示したり、懲罰的にふるまうなどの場合)

→子のネガティブな感情を無視したり、軽んじる

 

③些細なものを含めて、子の感情に気づくことが大事。

対処困難な水準まで感情の高まりが発生する前に、

子に関わることが大事

 

ネガティブ感情を経験したときこそ、教育の機会

子がネガティブな感情を経験したときこそ、

子と親密になったり教育の機会と捉える姿勢

 

⑤子が感情を言葉にすることを助ける

 

⑥子の感情を理解し、受け止め、共感する

必要に応じて慰めたり、落ち着かせる

 

⑦子が問題解決するのを補助する

怒ってもいいが相手を叩いてはいけない、等、

制限を示し、適切な行動を教示し、

適切でない行動をとるどどうなるかを伝える。

 

◆◆◆

さっそく、今朝の登園の際に

子どもが感情が高ぶってしまい、

制限のある時間のなかで

感情の促しを終え切らずに

園に引き渡す流れになってしまった。

 

どうすればよかったかな、

と振り返るに、

今回私は上記のメモにある、

 

③些細なものを含めて、子の感情に気づくことが大事。

対処困難な水準まで感情の高まりが発生する前に、

子に関わることが大事

 

が出来ていなかった、というか

タイミングを見誤った・・と反省。

 

今思えば、シグナルというか

サポートするタイミングが確実にあったけれど、

登園時間などに気をとられすぎたり、

ほかのことに気をとられるうちに園に到着。

 

子どもの感情の些細な発生=教育の機会を

結果的に流してしまったのだと思う。

 

 

園に到着後、

瞬間的にそれを短時間で促そうとして

子供の感情は対処困難なまでに高まってしまった。

(時間の制約もあって、先生の声掛けも加わり、

話をゆっくりできないまま、

切り替えをやや強制的に促す形になってしまった)

 

しっかり、園に到着する前に

救い上げて、話ができればよかったなあと思う。

 

帰ってきたら、

改めて、ゆっくり話をしてみようと思う。

 

実践は、ほんとうに難しい・・・