日々に揉まれていると、
育児の時々の場面で
自己流における自分の悪い癖のようなものや
これでよかったのかな?というような
悶々とした後味に悩むことも多い。
自分の体調が優れていないときや、
特に育児の困った場面の小さな有事では、
悶々としたまま時間が流れてしまう。
風邪でお休みさせていた息子が、
今朝久しぶりに登園した。
仕事を休んで育児に缶詰になって過ごした時間で、
改めて自分の器の形や許容量や個性も際立って反省したり、
これでよかったのだと納得してみたり、
行ったり来たりする時間であった。
復調し、元気いっぱいに久しぶりの登園。
これでもか、これでもか、と
4歳になる息子はパンパンにみなぎる生命力で
登園というわずかな時間にも(徒歩で登園)
様々なことを投げかけてくる。
彼の心にある登園したくない気持ち、
(家の方が楽しいと感じる気持ち)
母親と離れることをつまらなく思う気持ち、
園に行って友達と楽しく遊びたいような気持ち、
きっと彼の中にある複雑な気持ちが
様々な寄り道(感情的にも体の動き的にも)になって
現れる徒歩の時間。
感情的な促しや、
育むことへの正しい導きについて、
今日も、思い巡らす。
叱り方について、
久しぶりに振り返っておこうと思う。
*子どもを注意するときに大切なこと*
①子どもを止めて、目を見て、短い言葉で
何を叱っているのかが伝わることが大事なので
子どもと同じ高さになって目を合わせ、じっと見つめる。
そして平静に短い言葉で注意することが大切。
※感情的にわ~っと叱っても、子どもには伝わらない。
怖い思いだけが残ってしまうことも多い。
②本人の人格ではなく、行為を叱る
人格を叱ると存在自体を否定することになる。
「なんて乱暴な子」「本当にだらしない子ね」
などは人格の否定になる。
「〇〇するのはよくないね」と行為そのものを叱ること。
③いけない理由をきちんと伝える
ルールは、そもそもが相手への思いやりのためにあるもの。
「こんなことをしちゃダメ!」と叱るより、
「相手がこのように困るから、これはしてはいけない」
と伝える努力が大事。
④「ダメ」と言うより「してほしいこと」を伝える
4~5歳は、人から言われたことより
自分で考えて出した答えのほうが身に付きやすい。
「~してはダメ」→「~してね」の表現へ
・走っちゃダメ!→ストップ!歩こうね
・立ったらダメ!→座ろうね
・散らかしちゃダメ!→一緒に片付けよう!
・うるさくしたらダメだよ!→ボリューム2で話してね
・そんなことしゃダメでしょ!→「貸して」って声をかけようね
⑤「あなたは●●だ」ではなく「私は●●だ」の方が響く
相手のよい行いに対して
→「私はうれしい/助かった/安心した/ありがとう」という言葉をかける。
よくない行いに対しては、
→「私は悲しい/困った/心配だ/残念だ」という言葉をかける
×「あなたは〇〇だ」と決めつける
「なんてワガママな子なの!」
「本当に自分勝手なんだから!」
〇「わたし」を主体にした言葉がけ
「一口も食べてくれないなんで、お母さん悲しいな」
「いなくなっちゃって、お母さん本当に心配だったよ」
⑥叱る&注意するとき、必ず相手を認める言葉も添える
叱るときは、それだけに終わらないこと。
「気持ちはわかるよ」「確かにそうだね」などといった
相手を認める言葉も添えること。
気持ちはわかるけど、行動はよくないと注意する意味合い。
気持ちを共感してもらえると、注意も受け入れやすくなる。
日々に揉まれて、
理想通りはなかなかいかんのだよ…。
と突っ込む瞬間もありつつ。
改めて、
叱り方について思い巡らして
日常に向き合う襟を正してみるのです。