育児の学び部屋

育児にまつわるアレコレについて、学んだこと、気づきの記録を綴るブログです

感情の発達を支える。促す。

一般的にマイナスといわれる感情、

悲しみや怒りなどに直面したとき。

 

4歳になる私の子どもは、

切り替えがまだまだ難しく。

癇癪のような形で表出することが

多々見受けられる。

 

生活の中において

街中や、人前や、限られた時間の中で

切り替えが難しくなると、

大きな声で叫び、全身で抵抗したり

表現しようとする。

 

感情の発達に伴って、

昨今の教育観点でよく耳にするようになった

「非認知能力」の大切さ。

 

感情と分野を扱う力、について。

 

この能力って、

子だけではなく、私自身に対しても

「できているのかな?」

と問いかけてみると、

なかなかに難しいことであり。

 

もちろん私は大人なので。

子のように、

癇癪のような形で表出はしなくとも。

 

なかったことにしたり、

生まれ育った癖のようなパターンで

本来もっと建設的な解決が

できるのかもしれない「力の芽」を

自分に対して、削いできたのかもしれない、

などとも、考えてみたりした。

 

意識的に見渡してみながら、

私自身も、育児を通して、

共に学ばせてもらっている感覚が強い。

 

個々のエネルギーレベルや先天的な要素も含んだうえで

建設的に感情を扱えるようになることを

目指していきたいなあと思う。

 

日々の瞬間の突発的な場面で

それは、なかなかの難しさだと

とっても痛感するのだけれど。

 

我が家的には、子供の特色としても

イムリーな課題としても

感情発達を、どう促していくのかが

最近の大きなトピックになっている。

 

もがきながら、なかなか

筋書通りにはいかないことも多いけれど

改めて、心に留めるためにメモ。

 

▼ゴットマン(1997)等による提唱より抜粋

◆◆◆

①子どもの感情へのサポーティブな応答

感情へのラベリング

ネガティブ感情も受け止め、慰め、励ます

 

②以下の行動は子供にとって負の影響をもたらす

→子の感情へのネガティブな反応

苦痛を示したり、懲罰的にふるまうなどの場合)

→子のネガティブな感情を無視したり、軽んじる

 

③些細なものを含めて、子の感情に気づくことが大事。

対処困難な水準まで感情の高まりが発生する前に、

子に関わることが大事

 

ネガティブ感情を経験したときこそ、教育の機会

子がネガティブな感情を経験したときこそ、

子と親密になったり教育の機会と捉える姿勢

 

⑤子が感情を言葉にすることを助ける

 

⑥子の感情を理解し、受け止め、共感する

必要に応じて慰めたり、落ち着かせる

 

⑦子が問題解決するのを補助する

怒ってもいいが相手を叩いてはいけない、等、

制限を示し、適切な行動を教示し、

適切でない行動をとるどどうなるかを伝える。

 

◆◆◆

さっそく、今朝の登園の際に

子どもが感情が高ぶってしまい、

制限のある時間のなかで

感情の促しを終え切らずに

園に引き渡す流れになってしまった。

 

どうすればよかったかな、

と振り返るに、

今回私は上記のメモにある、

 

③些細なものを含めて、子の感情に気づくことが大事。

対処困難な水準まで感情の高まりが発生する前に、

子に関わることが大事

 

が出来ていなかった、というか

タイミングを見誤った・・と反省。

 

今思えば、シグナルというか

サポートするタイミングが確実にあったけれど、

登園時間などに気をとられすぎたり、

ほかのことに気をとられるうちに園に到着。

 

子どもの感情の些細な発生=教育の機会を

結果的に流してしまったのだと思う。

 

 

園に到着後、

瞬間的にそれを短時間で促そうとして

子供の感情は対処困難なまでに高まってしまった。

(時間の制約もあって、先生の声掛けも加わり、

話をゆっくりできないまま、

切り替えをやや強制的に促す形になってしまった)

 

しっかり、園に到着する前に

救い上げて、話ができればよかったなあと思う。

 

帰ってきたら、

改めて、ゆっくり話をしてみようと思う。

 

実践は、ほんとうに難しい・・・